「Angel Beats」観てますか? 私は「告白」を読みました。

うちの子に勧められて、いやいや見はじめた「Angel Beats」。
ところがこれが、すばらしい。
とくに第3話。
ここ20年、中高生の置かれていたつらい状況を
昇華してくれるのではないかと期待が高まる。
子どもたち、ひとりひとりの物語が徐々に描かれていく。


死んだ世界戦線」のメンバーは
その他大勢ではなく、
それぞれに物語を持っている。
死んだ彼らにも、生きている私たちにも
それぞれに物語がある。
私たちは部品ではない。
物ではない。
その物語を誰かに大切にされていいのだ。
大切に扱われるべきなのだ。
死んだ世界戦線」のメンバーは、
今、現代に生きている
私たちなのだ。


ところで、
綾波レイに似た
自己犠牲とミッションに忠実な「天使」に
魅力を感じている男子、多いのかな。



そして、「告白」を読みました。
中島哲也監督が、なぜ
これを選んだのか知りたくて読みはじめたら、
読むのが止まらなくなった。
どう読み解くかは、それぞれの読者のものですが、
中島監督曰く
「本当のことを言っているのか」という感想が
すべてかも知れない。
芥川龍之介の「藪の中」の手法で現代を
あざやかにえぐり出した作品です。